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評価:
小宮 一慶
祥伝社
¥ 580
(2009-07-24)
コメント:今月の1冊
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これは経営コンサルタントの小宮一慶さんが書いている本で、詳伝社黄金文庫から出されている本である。
第一章: 「新幹線か」から見える日本経済
第二章: 「野立て看板」から見える企業経営
第三章: ビルのクレーンが地価を教える
第四章: 新幹線の空席と景気の関係
第五章: フルムーン夫婦の旅行増加からわかる経済状況
第六章: 進む鉄道のハイテク化
第七章: 新幹線のサービスから見えること
第一章の21頁には「新幹線の高速化は幸せをもたらすのか」という項があります。
文章にも書いてありますが、「幸せは人によって異なる」ので、その判断は難しいのですが一般論としては、時間の短縮は概ね新幹線を利用する方々にとっては幸せをもたらしているのではないでしょうか。
しかし一方では時間の短縮がある方々にとっては不幸の原因となっているということもあります。たとえば、長野新幹線の開通によって東京から長野市までの所要時間が短くなり、その分善光寺をはじめとした長野市周辺への旅行客は増えたとききます。一方時間の短縮によって日帰り旅行が可能となり宿泊客の増加には結びついていないという面もあると聞きます。同様に、軽井沢周辺へのアクセスも便利になったので、日曜日の朝に東京をたって軽井沢でゴルフというのも気楽に行えるようになりました。この気楽さによって得する人損する人、さまざまなのでしょう。
交通機関は新幹線だけでは無く、航空機もありますが、この本は「新幹線」というアイテムを中心に据えて経済を見た書籍なのです。